成績が残念な子が直すべき「3つの生活習慣」 意外なところに「伸びない」理由が!

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その3つとは「挨拶」「時間(期限)を守る」「整理整頓」です。その中でも、特に重要なことが「時間(期限)を守る」なのです。

少しだけ遅刻する子は、心に怠惰がある

子どもたちを指導していて、1~5分、必ずといっていいほど遅刻する生徒がいます。決まって、そのような生徒は成績がよくありません。遅刻するのであれば、あらかじめ遅れることを電話で連絡してくれれば良いのですが、それをせずに1~5分遅刻するということは「心の怠惰」を表しています。

学校の遅刻常習者も、定期試験や入試のような大切な予定のときは遅れませんが、普段の登校には決まって遅れるというのも、まさに「心の怠惰」が原因といっていいでしょう。この状態が日常継続されると、試験前の勉強にも影響を与えます。試験前だけ都合よく計画的に勉強できるということはないのです。そしてテストの点数は伸びないという結果を招くのです。

仲間どうしの遊びの約束では「いつも遅刻するやつ」と思われるぐらいで、それほど大きな問題になりませんが、社会人であれば、まずこのような人は信用されず、仕事は任されません。実際、そのような人は仕事も出来る人でないことも、よく知られています。

また、遅刻癖のある子は、学校の提出物の期限を守らないという傾向もあります。これはさらに深刻な問題を引き起こします。

一般に学校では提出物を期限内に出さないと5段階成績で1つ下がってしまいます。テストの点数ばかりに目を奪われ、期限内に提出物を出すという地味なことに気をかけないばかりに、いつまでも評価されずに終わってしまうことがあります。

このような場合によく「私は先生から嫌われている」という言葉を聞きますが、これは大変残念な見当違いです。

このように様々な問題を引き起こす「遅刻癖」ですが、どのようにすれば改善されるでしょうか。

ひとつは「時間設定、期限設定を前倒しにする」という方法があります。たとえば8時登校であれば、7時50分登校に気持ち時間を早めたり、5月15日締め切りであれば、5月10日締め切りに変えたりするということです。

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