「日本vsコスタリカ戦」プロはこう見る、驚く3視点 勝機は?「プロの観戦術」で俄然、面白くなる!

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ここでコスタリカ戦のスタメンを予想しよう。

森保一監督はローテーション(ターンオーバー)をほのめかしており、初戦から大きくメンバーが変わりそうだ。

GK:権田修一
DF:山根視来、谷口彰悟、吉田麻也、伊藤洋輝
MF:遠藤航、柴崎岳
MF:堂安律、南野拓実、相馬勇紀
FW:上田綺世


 通常であれば、ウインガー(直訳すると「翼」「サイドの攻撃者」のこと)の堂安と相馬が「幅をとる」役目になる。チームとして両翼を広げて攻めるイメージだ。

練習時の「コーンの位置」から想像すると…

だが、練習場に準備されていた「コーンの位置」から想像すると、今回は堂安と相馬は内側にポジションを取り、サイドバックの山根と伊藤が「幅を取る」役目を担いそうだ(練習がメディアに公開されるのは冒頭15分のみだが、ピッチの上にコーンが並べられており、そこから選手の配置を読み取れる)。

攻撃時だけ、次のような配置になるイメージだ。

GK:権田
DF:谷口、吉田
MF:遠藤、柴崎
MF:山根、堂安、南野、相馬、伊藤
FW:上田


 コスタリカの布陣は「4−4−2」が予想される。

図表:木崎伸也『サッカーの見方は1日で変えられる』より
図表:木崎伸也『サッカーの見方は1日で変えられる』より

山根と伊藤で相手のDFラインを横に広げたうえで、上田、堂安、南野、相馬が中央へ襲いかかる――相手は誰に対応すればいいかわからなくなり、中央でフリーの選手をつくり出せるはずだ。

これをサッカー用語では「中央をオーバーロードさせる」と言う。

次ページ2つめは「サイドバックの動き」に注目
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事