W杯「日本vsドイツ戦」プロの観戦術、3大ポイント 「"ここ"に注目するだけ」で俄然、面白くなる!
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ついにカタールW杯が開幕し、日本代表は11月23日にドイツ代表との初戦を迎える。W杯は五輪と並ぶ世界最大のスポーツの祭典だ。普段サッカーに馴染みがなくても、W杯となったらテレビ観戦を検討する人も多いのではないだろうか。
ただし、サッカーは選手が決まった場所に立っておらず、どこを見ればいいかわかりづらい部分もある。
そこで今回は、サッカー本としては異例の5万部を超え、ロングセラーとなっている『サッカーの見方は1日で変えられる』の特別版として、著者の木崎伸也氏が「カタールW杯、日本ドイツ戦の見方」を解説する。
「3つのポイント」を意識すれば、観戦がさらに面白い!
本記事で紹介する「3つのポイント」を意識して日本戦を観戦すれば、日本代表がうまくいっているかを見分けられる、そういう「観戦のポイント」を3つに絞って解説したい。
【ポイント1】「どうボールを奪うか」
初戦で当たるドイツは、W杯で4度優勝しているサッカー大国だ。FCバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリード、チェルシーといった名門クラブでプレーする選手が名を連ねており、日本にとって明らかに格上である。
これはアジアにいるときとは、まったく違う立場だ。日本はアジアにおいては「強者」で、自ずと相手よりボールを持つ時間が長くなり、試合では「どう攻めるか」がテーマになる。
だがドイツ相手になると話は別だ。日本は「弱者の立場」になり、相手のほうがボールを持つ時間が長くなる。テーマは「どう守るか」だ。
つまりドイツ戦では、「どうやって守り、ボールを奪うか」が非常に重要なポイントになる。
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