カタールW杯で注目したい「若手スター選手」6人 開催直前! 知っていると10倍楽しめる

拡大
縮小
W杯の見どころの1つ、「才能の卵」の活躍。W杯で注目の各国の若手選手をピックアップ(写真:ムツ・カワモリ/アフロ)
FIFAワールドカップ(以下、W杯)は、4年に1度、世界中から各国の代表チームが集結して競い合う、世界でいちばん有名なサッカーの大会です。このW杯、「若手選手の見本市」としても機能しています。各国の国内リーグで存在感を示すようになってきた「才能の卵」が、国を背負わなければならないプレッシャーを経験して「美しい蝶」へと羽化します。
才能豊かな若手の覚醒は、W杯の見どころの1つです。ここでは『サッカー戦術の最前線 試合を観るのが10倍楽しくなる』を上梓した結城康平さんに、W杯で活躍しそうな各国の若手選手をピックアップしてもらい、解説します。

将来有望な世界の若手選手をデータでピックアップ

2022年5月、欧州フットボールの研究機関である「CIES Football Observatory(以下、CIES)」は、2022から2023にかけてのシーズンの前半において「最もプレー経験を積んだ20歳以下の選手」のランキングを発表しました。

このランキングには多くの国のW杯招集メンバーが含まれています。CIESは、各国の国内リーグのレベルを考慮しながら、それぞれのリーグのレベルとプレー時間を総合的に考慮して「経験資産」という指標を算出するメソッドを確立しました。

これにより、それぞれのリーグでプレーしている「プレー時間」だけではなく、総合的に「高いレベルでの経験」を積んでいる選手がランキングの上位に名を連ねています。

そこでここでは、このCIESによる「経験資産」という指標をベースに、ランキングの上位を占める選手たちを紹介します。

彼らはトップリーグで主力の選手としてプレーを続けており、多くのトップクラブが、その獲得を熱望する未来のスター候補です。そんな彼らを知っていれば、W杯を一段と楽しめるはずです。

次ページイングランドの育成改革における成功例の1人
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT