「大学全入時代」高校生を悩ます大学に行く意味 選ばなければ誰でも大学に行ける時代に入る

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大学全入時代は高校生の進路の悩みのタネにもなっています(写真:Fast&Slow /PIXTA)

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最近ニュースで大学全入時代に突入という記事を見ました。まさに来年受験を控える身としてはどうこれを捉えるべきでしょうか?選ばなければ誰でも大学に入れるということのようですから、大学卒業ということの価値が非常に小さくなってしまう気もします。
就職やその後の人生において大学卒業が有利に働かないのであれば、いったい何のために行くのでしょうか?親や周りに聞いても「大学だけは出とけ」としか言わず、よく考えたら高校に行くときも「高校だけは出とけ」と言われた気がしており、なんかしっくりきません。よろしくお願いします。
IK 高校生

大学とは自分が将来進むべき道を決めていない者、または決まっていない者が一般教養を含めさまざまな学びと経験を積んで将来進むべき道を探るために行くもの、と捉えればよいでしょう。

そのうえで、行くとしたら行く目的を明確にしていったほうがよりよろしい、ということになります。そもそも論として、やりたいことが明確に決まっているのであれば、悠長に大学に行かずともその世界に飛び込めばよいのです。

なぜ大学に行くのか

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なお、やりたいことが明確であり、なおかつ大学卒業資格も欲しいという強者は「大学×専門学校」で将来戦うための武器をせっせと磨くものです。

そのケースにおいては、将来のキャリアなどに直接的に役に立っているのは専門学校のほうだったりします。専門学校とはつまり職業訓練学校ですから、当たり前と言えば当たり前です。

ではなぜ大学に行くのか、というと将来の進路を決めていないものにとっては前述の通り一般教養を含めて知見や経験を広げることで将来の選択肢を絞るためであったり、またはある程度明確である者にとっては後述の通り、「ドアノック効果」を期待してのことです。

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