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わが子が「発達障害」とわかったら考えるべきこと 和田秀樹「苦手なことを諦めれば東大に入れる」

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文科省の役人も、「生きる力」だとか「アクティブラーニング」だとか、目先の新しい理念には飛びつく割に、現場の評価は相変わらずで、「失敗を恐れない」「欠点を欠点のままにして長所だけ伸ばせばいいんだ」といった発想にはなりません。

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教育学者も、学習障害の子どもの指導法といった本は書いていますが、その子にもともとある長所の伸ばし方に注目していない。依然として「できる・できない」の評価に囚われているように感じられてなりません。

学校が「意欲・態度」を評価するときに、失敗した原因や回数で子どもたちを評価するようになると、一人ひとりの子どもが見えてくるのではないかと思っています。もちろんそれには、1クラスの子どもの数を20人未満にし、先生の数、教育予算を思い切って増額するなどの環境整備が必要なことは言うまでもありません。

パラリンピックの「本来の意味」

パラリンピックを観察してみると、選手は障害をカバーするのではなく、健常な部分を極限まで伸ばして、記録を更新するという発想をしています。「障害があるのに頑張ってる」という視点から見ている人が多いですが、本来の評価としては、障害者が持っている健常の部分が、心身ともにすごい、という見方をすべきなのです。

物事の負の面ばかり見ていたって、何にも出てきません。世の中は、頭がいい人間、勉強ができる人間、性格が良い人間、とカテゴライズしたがり、残念ながら発達障害に対する評価もそうなっています。どんな人にも欠点と長所があるのです。自分の長所に注目してください。

▼欠点を直しにくいのが発達障害の特徴 
▼欠点を見ていても始まらない
▼長所を伸ばそう

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