脳の連続性を維持するためにおすすめしたいのが、「復習ノート」です。これは勉強した内容をまとめたノートのことで、隙あらば見るようにすることが大切です。
復習ノートで“連続性の糸“をキープする
私たちの日常は、マルチタスクです。仕事や家事、家族と過ごす時間、自分の健康管理など、毎日やることに終わりはありません。そんななかでも、新しいジャンルのことを学びたいという意欲があります。しかし、毎日やらなければならないタスクの前では、新しく学びたいことは新参者です。毎日のタスクの山の中に入れば、新参者はすぐに埋もれてしまい、あっという間に見失ってしまいます。それを阻止するために復習ノートを見返して、新しく学びたいことをタスクの山の表面へと引っ張り出してあげるのです。
たとえば、レストランで注文した食事が届くまでの間に復習ノートをパラパラと見返すだけでも、「そうだ、これについて調べようと思っていたんだ」とか「次は、このことについて勉強してみよう」などと考えることができ、その勉強に関する“糸”が途中で切れることなく、ずっとつながっている状態をキープできます。
連続性の糸は太いほどいいに決まっていますが、多忙ななかで何か新しいことを習得するには、細くなることがあってもいいからその糸を切らないことのほうがより重要です。たとえどんなに細い糸でも、脳はしっかりとその情報を把握しています。
把握した情報を何度も見たり脳を自家発電させたりすることで、「脳の連続性」が維持され、長期記憶になりやすくなるだけでなく、いざというときに思い出しやすくもなるのです。
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