受験生の親が秋からやるべき「不合格時」の準備 受験のカリスマ2人が語る「不安の解消法」とは

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
安浪京子さんと佐藤亮子さん
中学受験専門カウンセラーの安浪京子さん(右)と、3男1女を東大理三に導いた佐藤亮子さん(左)(写真:江口祐子)
秋になると、受験生をもつ親は何かとソワソワしてくるのではないだろうか。勉強をするのも試験を受けるのも子ども本人ではあるが、親のメンタルも浮き沈みがあって当然。そんな時はどう乗り切ったらいいのだろうか。『親がやるべき受験サポート』で共著を出した、中学受験専門カウンセラーの安浪京子さんと3男1女を東大理三に導いた佐藤ママこと佐藤亮子さんによるスペシャル対談をお送りする。

中学受験がカジュアル化してきた

安浪:先日、小学生のファッション雑誌から中学受験の取材を受けたんですよ。「小学校の勉強にあまりついていけず、勉強も嫌いだけど中学受験したい場合はどうしたらいいですか?」とか、なかなか答えるのが難しい質問が多かったのですが(笑)。

ああ、中学受験もカジュアル化、ファッション化してきたんだな、と思いましたね。佐藤さんのところにはそのような質問は来ますか?

佐藤:カジュアル化と言うのかどうかわかりませんが、「中学受験より小学校受験の方がいいですか?」「エスカレーター式で大学まで行ける学校はどうでしょう?」など、割と受験に対する親の覚悟が足りないかな、という質問は多いですね。私としては「それもいいんじゃないですか」と言います。

というのは、私は0歳から18歳までどう育てればいいか、が大事で、その過程でどんな学校を選ぶか、というのはそんなに重要視していないんです。目指すゴールは一緒で、そこに向かうためのコースは何を選んでもいいと思います。

安浪:まったく同感です。中学受験が大変そうだから小学校受験をさせたい、大学受験が大変そうだからエスカレーター式の学校へ行かせたい、と言うのは現時点で親が安心したいだけ、という見方もできますよね。

次ページコスパを求める親たち
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事