英語病 単語コレク症ン
■概要
特に基本的な単語に関して、使い方や例文などを抜かして覚えてしまうことにより、英語運用力が伸びづらい英語病
■典型的な症状
□単語の意味は知っていても、使い方が分からないことが多い
□単語帳を使って、たくさんの単語をひたすらに覚えている
□単語を覚える際、例文や用法はあまり気にしていない
□複数の用法がある単語を自信をもって使う(文を作る)ことができない
■改善POINT
特に基本的な単語を覚える際には、使い方や例文も一緒に押さえることを忘れないで。
“治療”のための解説
学生に多い英単語の学習法は、単語のつづり(スペリング)を見て日本語訳を覚えるというやり方でしょう。この時に「イメージ欠乏症」になりやすく、また、発音を無視してしまうと「サイレント学習症」になります。詳しくは拙著で解説しています。
またそのやり方では、もしイメージや発音を押さえたとしても、覚えた単語は「理解語彙(ごい)」にしかならない─ということに注意しましょう。
理解語彙とは、意味が分かるものの自分では使うことのできない(もしくは使わない)言葉のことです。単語を頑張って覚えたものの、理解語彙ばかりが増えてしまい、実際の会話力アップにあまりつながらない英語病が「単語コレク症ン」です。
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