「炎上の火消し」ができない会社に共通する盲点 炎上プロジェクトに必ず共通する「ある問題」

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
プロジェクトが炎上した際、火消しできる会社とできない会社があります。部署レベルで見た際、後者に必ず共通する「ある問題」とは?(写真:metamorworks/PIXTA)
大炎上中のプロジェクトに配置されてしまった……。
IT業界において、当初の計画や予算通りに作業が進まず、納期までの達成が不可能になった事態を指す「炎上」。これまでトラブル対応の書籍や研修は存在しませんでしたが、IT業界で豊富な経験を持ち、実際に数々の炎上プロジェクトを解決、ゴールに導いてきた木部智之さんは、「トラブルの火消しにもセオリーはある」と話します。
新著『プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」』から一部抜粋・再構成してお届けします。

炎上プロジェクトには必ず「人の問題」がある

プロジェクトというものは人で構成され、人によって運営されるものです。プロジェクト内で役割分担をしたり、人数が多くなればチームを作りリーダーを配置したりします。プロジェクトの実態を知る上で、必ず確認するもの、それが「体制図」です。

プロジェクトが炎上してしまっている以上、そのプロジェクトには人の問題、チームの問題が必ずあります。体制図からだけではそれらの問題まではわかりませんが、まずはプロジェクト体制を知っておくことが重要です。 

体制図から知りたい情報は次の項目です。

・人数、チーム数 
・リーダー、キーマン 
・指揮命令系統

 

その際の体制図の見方があります。まずは、「プロジェクト計画書」「課題管理表」「進捗報告資料」と一緒に見るということです。

次ページプロジェクト状況と体制図を並べて見る
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事