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「炎上の火消し」ができない会社に共通する盲点 炎上プロジェクトに必ず共通する「ある問題」

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  • 木部 智之 デロイト トーマツ コンサルティング合同会社ディレクター
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スキルは定量的に評価できない、と思われがちですが、それは間違いです。スキルの定量的評価は可能です。主観でチームメンバーのスキルを5段階評価し、それを定量評価とするのです。一方、TOEICの点数などは客観的な定量評価となります。主観的な定量評価は、属人的な数字にはなりますが、数字で表すことが可能です。

スキル評価は評価者の主観評価となります。時には、好き嫌いも入ってしまいます。それは仕方ありません。そういうものと割り切ってしまいましょう。しかし、それを客観化することはできます。その方法とは、評価者を増やすことです。

1人からの評価は超主観的ですが、1000人からの評価なら客観化されます。プロジェクトでは2人、3人と評価者を増やします。1000人からの評価はできませんが、1人よりは2人、2人よりは3人のほうがより客観的になると考えて割り切ります。 

スキル項目を決めてスキルレベルを数値化する 

スキル評価をする時は、メンバーをリストアップして評価するスキル項目を決めます。そして、1人ひとりのスキルレベルを数値化すればいいだけです。 

『プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

私が30人くらいのチームを引き継いだ時に実施した内容を紹介します。前々からそのチームのスキルバランスに課題があると思っていたので、その仮説を可視化して検証できるようにしたいと考えました。 

スキル項目は、開発対象の業務知識、システム設計、プログラミング、マネジメントと定義し、私と他2人、合計3人でスキルレベルを入力しました。

結果、プログラムを書ける人は十分すぎる人数でしたが、開発対象の業務を理解してシステム設計をできる人が足りていないという結果が出ました。 

この評価をもとに不足領域の体制強化を図り、炎上チームを新体制で推進、解決することができました。 

出典:『プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」』

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