サティア・ナデラ氏がCEOに就任して以来、さまざまなビジネスモデル、戦略の発表を続けているマイクロソフト。その手法はタブレット兼用パソコン「Surfaceシリーズ」以外のマイクロソフト製ハードウェアにも及び始めた。
古くからパソコンを使っている読者ならば、世界初の市販用マウスをロジテック(日本でのブランド名はロジクール)が開発した後、マイクロソフトが普及期に新しい技術を盛り込んだ優れたマウスを連発していたことをご存知だろう。
パソコンを自社開発していなかったマイクロソフトにとって、マウス、キーボード、ジョイスティックなどのユーザーインターフェイス用ハードウェアは、エンドユーザーとマイクロソフトの基本ソフトであるWindowsの間をつなぐ重要なツールであり続けてきた。その商品は多彩であり、マイクロソフトは、キーボード業界における真打ともいえる存在である。
マルチデバイス対応の小型キーボード
と、やや大げさな書き出しだが、そのマイクロソフトがWindows、Windows Phoneはもちろん、スライドスイッチの切り替えでAndroid、iOSにも対応する小型キーボード「Universal Mobile Keyboard(税抜き7980円)」を3月6日から発売する。すでに北米では発表済みだったが、日本での発売に際しては、日本語キーボードであるJIS配列に対応させた。
こうしたモバイルキーボードは、英語圏で使われるASCII配列のままで発売されることが少なくない。日本語配列というだけでも、慣れているユーザーには貴重だろうが、試用してみると、これがなかなか使いやすい。しかも、新しい工夫に満ちている。どのような点が新しいのか。詳細スペックをみていこう。
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