マイクロソフトからスゴイ端末が続々登場?

樋口社長が語る"CEO交代による急変"

サティア・ナデラ氏がマイクロソフトのCEOに就任して1年。「再生」「変革」「攻め」について、樋口泰行・日本マイクロソフト社長が語る(撮影:梅谷秀司)
マイクロソフトでは昨年2月4日にサティア・ナデラ氏がCEOに就任。その後、OfficeをiPad向けに提供から、Windows10の発表に至るまで、矢継ぎ早に新しい取り組みを打ち出してきた。
1975年4月4日に創業したマイクロソフトは、まもなく40周年の節目も迎えるが、マイクロソフトは、「守りの会社」から、「攻めの会社」へと再生しつつあるようにみえる。これからどこへ進もうとしているのか。日本マイクロソフトの樋口泰行社長に聞いた。

 

――これまでの1年で何が変わりましたか。

どんな会社でも歴史が長くなると、意思決定のスピード感がなくなったり、たこつぼになったり、いろんなことがおきます。サティアはまだ3人目のCEOですけれども、そういう問題認識をもってアジリティ(俊敏さ)を持っていこうとしている。明らかに、意思決定のスピードが格段に上がりました。我々(日本マイクロソフト)も外へのアナウンスによってはじめて知るものもあります。それほど、いろんなものが矢継ぎ早に発表されていますよね。

まだ1年経っていないのに、これだけ新しいことを次々と決定して発表しているってこと自体、外から見ていてもスピード感が上がっていることがわかると思います。

無駄な議論はせずに、本当に大事な議論だけをする。決めるものはどんどん決めていく、というカルチャーになりました。それからオープンにいろんなことを社内で話し合おうという雰囲気になり、非常に風通しが良くなりましたし、フランクに意見を活発に戦わせて、そして早く決めて早く実行しよう、と。そういう全体的なスピード感なり風通しというのは良くなりました。

技術面もビジネス面も変わった

――サティアさんならでは、という点はどこにありますか。

サティアはテクノロジーにものすごく精通していますので、やはり技術に対する判断力というもの、これは非常にディープなものがあるので、どんどん正しい判断をしていきます。さらに技術の面だけではなくて、ビジネスモデルについても、本当に儲かるモデルになるのかどうかを厳しくみます。

長期的に見た場合に戦略的に有効に働くのかどうか、顧客のためになるのかどうか、ということで判断するようになってきました。結果として、お客様のためになるのであれば、Officeも、Windowsだけじゃなくて、Android、iOSで使えるようにしよう、となった。

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