マイクロソフトからスゴイ端末が続々登場?

樋口社長が語る"CEO交代による急変"

――マイクロソフトは6月が年度のスタートなので、1月以降が年度の後半になります。後半で力を入れることはなんでしょうか。

今、モバイルファースト、クラウドファーストということでやっています。戦略として特に力を入れるのはクラウドです。サティアに変わって、新しい路線のレールを敷いてきたのがこの1年間。ここからは、そのレールの上で本格的に実行していく段階です。本当に実行あるのみということだと思います。

――しかし、クラウドをやるというのは、どこの会社も言っていますよね。マイクロソフトならではの強みは何でしょうか。

お客様メリットと言っても、日頃はやはり競合とぶち当たるわけです。そのときもマイクロソフトのメリットは次のように説明しています。まずはオンプレミス(企業内のシステム)で培ったノウハウが山のようにあります。やはりオンプレミスがあって、その上でのクラウドですから、ここは重要です。

クラウドオンリーの会社とはちょっとわけが違うわけです。これまでのオンプレミスに対する知識なり経験、これをもってクラウドというのをご提案できるし、さらに移行も連携もスムーズです。共存もできる。マイクロソフトのクラウドサービスである「Azure」だけでなく、お客様、パートナー様のクラウドとも連携できます。つまり、オンプレミスから、パートナークラウド、ハイブリットクラウド、パブリッククラウドなど、なんでも全てを連携できるわけです。

オンプレミスで培ったということに共通していることを、もうひとついうと、企業のカルチャーとして法人のお客様にきっちりお答えできるような営業体制、サポート体制、品質管理体制を持っている。これはコンシューマーカルチャーの会社や、本業じゃなくちょっと副業的にやっている会社とは全然違いますよ。

日本からデータが外に出ないデータセンター

もうひとつ、強みがあります。昨年2月、日本にデータセンターを開設しました。Azureから開始し、昨年末にはOffice 365、そしてこの春にはDynamics CRM Onlineも日本のデータセンターからサービスできるようになります。しかも関東と関西に2カ所。バックアップということでも、国外にデータは出ない。完全に日本の中でのシステムを実現しています。

こう説明すると、「他社に比べて死角ないですね」なんて言われたりもします。そういう意味では、すでに強力な体制ができていると思います。

――日本に閉じたデータセンターを置くことで、大企業だけではなく、例えば政府の仕事も取れるわけですね?

パブリックセクター、金融セクターなどが強い関心を示しています。これであれば、お客様も非常に安心感がある、ということです。それからマイクロソフトは、セキュリティに関して非常に強い。ペンタゴンの次にサイバーアタックを受けがちな会社ですが、攻撃から身を守るために非常に優れたチームがいます。高度なセキュリティ対応策を社内に持っていますし、それを顧客にもアドバイスしています。オリンピックに向けて、セキュリティへの関心は高まっています。

――オリンピックが関係するのでしょうか。

オリンピックがあると注目度があがるので標的になる確率が高まりますし、スポンサーもやっている企業にとっては、特にリスクがある。ですから、今のうちに対策を考えていく必要があります。

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