マイクロソフトからスゴイ端末が続々登場? 樋口社長が語る"CEO交代による急変"

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――クラウドで預かっているデータ量が、「もう今はこのぐらいになっている」など、日本での順調ぶりを示す数字はありますか。

顧客数やデータ量などは公表しないポリシーです。ただAzureはかなりのキャパを作ったはずなのに、危うくなったので夏から秋に掛けて増設を急いで進めました。キャパの余裕度という点では非常に厳格にやっており他社に比べてバッファが多いから、という背景もあります。いずれにしろ、それくらい順調に伸びているということです。

――オンプレミスで培った信頼性はサーバー側の強みだと思います。クライアント側にも多彩な端末が用意できるといいのですが、そこが弱いですよね。Surface以外の端末についても、早く日本に持ってくるべきでは?

ありがたいことに、Windows Phoneを早くほしいという声が非常に大きい。ご要望として大きいので、お答えできるように考えなきゃいけないなと思っています。

――リストバンドなどのウエアラブルデバイスもある。米国だけでなく、日本でも展開するといいと思うのですが。

開発自体がクラウドでの活用を前提にやっていますので、基本的には同じものを1つ作れば、およそどこの国でも売れます。そういう意味では、世界ほぼ同時という考え方で進めることが可能です。

今年は、新しい端末が続々と出てくる

――マイクロソフトのコンセプトを体現するために、北米では直営店を運営しています。

日本では、パートナーの量販店にショップインショップで展開しています。それを広げていくという考え方でやってきました。

北米では直営店を展開している。ベルビュー市内の店舗内の様子

――銀座や表参道でアップルの店の目の前に出したらどうでしょうか。日本でもやりましょう。

そうですね。やりたいなとは思っています。もし、やるとすればPhoneが出てからですね。

デバイスということでは、アップルさんは少しイノベーションが停滞した、と言われますが、われわれは、まだまだいいものを出していきます。今年も、続々と新しいものが出てきます。おそらく、これまでとは、ちょっと流れが変わってくると思いますよ。

山田 俊浩 東洋経済 記者

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やまだ としひろ / Toshihiro Yamada

早稲田大学政治経済学部政治学科卒。東洋経済新報社に入り1995年から記者。竹中プログラムに揺れる金融業界を担当したこともあるが、ほとんどの期間を『週刊東洋経済』の編集者、IT・ネットまわりの現場記者として過ごしてきた。2013年10月からニュース編集長。2014年7月から2018年11月まで東洋経済オンライン編集長。2019年1月から2020年9月まで週刊東洋経済編集長。2020年10月から会社四季報センター長。2000年に唯一の著書『孫正義の将来』(東洋経済新報社)を書いたことがある。早く次の作品を書きたい、と構想を練るもののまだ書けないまま。趣味はオーボエ(都民交響楽団所属)。

 

 

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