このスタンドがなかなかうまくできている。ヒンジとカバーの接合部はマグネットで固定する設計になっているが、マグネットによる固定はしっかりしており、ぐらつかない。そのため、膝の上であってもノートパソコンのように安定的に文章を打ち込むこともできる。
各基本ソフトでの使い勝手は、たとえばホームキーはAndroid、iOSではそのまま、Windowsではスタートキー相当に読み替えたり、[Esc]キーをWindowsではそのまま、Androidでは[Back]、iOSではホームキーに読み替えるなどの工夫がされている。
スマートフォン用のキーボードとして便利
タブレット型端末との組み合わせで使われることが多いだろうが、個人的には大画面化しているAndroidスマートフォンとの組み合わせ、あるいはiPad Air/miniあたりとの相性の良さを強く感じる。
なお、重さを実測してみたところ378グラムで、このうちキーボード部は222グラム、カバー兼スタンド部が156グラム。バッテリーは満充電にすると、およそ6カ月間使えるという。充電にはMicro USB端子を利用する。
筆者は、さまざまなモバイル用キーボードを使ってきたが、本機はそれらの中でももっとも使いやすい製品のひとつといえる。もちろん、多様な製品のなかにはiPadのカバーとしても機能する製品など、特定製品と組み合わせて使うことを前提に使いやすさを高めているものもある。しかしながら、多様な使い方に対応できる、使いやすい配列の製品という意味で、本製品は購入リストの最上位に来ると思う。
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