ほとんどの野菜にはビタミンやミネラル、また抗酸化力のある成分「フィトケミカル」などが含まれており、ほかの食品の栄養価を高め、体内に入った花粉などの有害物質を排出したり、目や鼻、のどをはじめ、皮膚や各器官の粘膜を丈夫にしたりする働きが期待できるのです。
今回は特に花粉症の予防・改善に役立ちそうな野菜をピックアップしてみました。これを踏まえ、コンビニでメニュー選びをしてみましょう。
〈みわ子流、花粉症改善・対策のためのコンビニ飯!〉
・キャベツ
キャベツにはポリフェノールの一種「ケンフェロール」という成分が入っており、摂取すると体内のミトコンドリアの機能が高まって、花粉で傷んだ体内や皮膚の粘膜の修復が期待できます。目も鼻ものども、中の粘膜が花粉で傷んで症状が出るので、キャベツでいたわってあげましょう。
→ サラダ全般、ロールキャベツ、キャベツのペペロンチーノ、焼きそば、野菜炒めなど
・菜の花
独特な苦み成分は「植物性アルカロイド」。鼻にツンとくるこの苦みは、それだけで鼻の通りがよくなるほどですね。花粉だけでなくウイルスやタバコの煙などの有害物質の殺菌作用も期待できます。
→ 行楽弁当、お浸し、ごま和え、からし和え、菜の花入りパスタ、菜の花のほぐしご飯など
・梅干しや酢の物
梅干しや酢の物には「クエン酸」が入っており、体内に入ると花粉などの有害物質を吸収して体外へ排出してくれる“キレート効果”が望めます。ミカンやレモンなどの柑橘類にも含まれますが、のどが痛い時に多く摂取すると咳がひどくなる場合もあるので、様子をみましょう。
→ 梅干し:お弁当のご飯+梅干し、梅干しお握り、梅干し手巻き寿司、梅入り蕎麦など
→ 酢の物:魚介と野菜のマリネ、きゅうりの酢の物、酢豚、アジの南蛮漬けなど
・ブロッコリー、カイワレ大根などのスプラウト類
これらの野菜には「スルフォラファン」というがん予防食として世界中で注目されている成分が含まれ、抗酸化作用に優れています。花粉による目のかゆみや、のどの痛みをブロックしてくれるかもしれません。
→ ブロッコリー:温野菜サラダ、お肉や魚のグリルの付け合わせなど
→ スプラウト類:サラダ、カット野菜、サラダパスタ、サラダ丼など
・ネバネバ野菜
オクラ、なめこ、トロロ、里芋、レンコン、納豆、もずくなどに入っているネバネバ成分「ムチン」は、目や鼻、のどの粘膜を丈夫にして、花粉に負けない丈夫な粘膜を作るお手伝いをします。
→ ネバネバサラダ、ネバネバ蕎麦、納豆の手巻き寿司、トロロ蕎麦、なめこ味噌汁、パック入りもずく
野菜を中心にご紹介しましたが、花粉を跳ね返す丈夫な粘膜を作るためには、野菜とともにお肉や魚介類、大豆製品などのタンパク質を含む食品もバランスよく摂取しておきましょう。
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