「うま味」成分が秘める、仕事効率アップの力 和・洋・中、ジャンル別のオススメ飯はコレ

✎ 1〜 ✎ 23 ✎ 24 ✎ 25 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
うま味成分豊富なメニュー、コンビニ飯にもたくさんあります!(写真:jazzman / Imasia)

多くの会社にとって、いよいよ今月は年度末の最終月。師走以上に忙しく、異動や引継ぎ、決算書の作成に新年度の準備など、毎日難題に頭をかかえるビジネスパーソンも少なくないでしょう。

残業続きのストレスに、季節の変わり目ならではの気温変化、花粉症などが加わり、体も脳もパニックになりかねません。そこで今日は、体調を整えつつ、効率よく仕事がこなせる食事改善法を考えます。

脳を活性化する「うま味」成分

さまざまな料理の味の決め手となる「うま味」。うま味成分は舌の「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官を通じて、脳に信号を送ります。そのときに与えられる刺激に、脳内の「海馬」と呼ばれる部分が強く反応、脳が活性化し、記憶力の向上、認知症の改善・予防、作業の効率アップなどが望めるのです。

またうま味を脳が感じると、消化吸収を促すよう胃や腸に指令を出します。これにより、食べすぎを防止したり、体脂肪がつきにくくなったりと、送別会シーズンでもあるこの時期に嬉しい効果も期待できます。

うま味には「3大うま味成分」と言われる「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」があります。名前だけ聞くとなんだか難しそうですが、身近な食材にかなりの割合で隠れています。

・グルタミン酸
昆布、トマト、チーズ、味噌、醤油、生ハム、アスパラガス、グリーンピース、ブロッコリー、玉ねぎ、にんにく、にんじん、マッシュルーム、ネギ、ごぼう、生姜、小松菜など
・イノシン酸
カツオ節、イワシ、カツオ、鶏肉、豚肉、牛肉
・グアニル酸
干ししいたけ、ポルチーニ茸
次ページ意外とたくさん!「うま味メシ」
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事