ビジネスパーソンの健康診断結果で気になる項目の一つに、「血圧」がありますね。数値が高いと「高血圧」ということになり、食事や酒・タバコを制限するなど、生活習慣を見直すことが必要になってきます。近年では20~30代の若年層の高血圧も増えてきているとのこと。「まだ若いから」と過信していてはいけません。原因は普段の乱れた食生活にも潜んでいるのです。
また高血圧は単に「血圧が高い」病気というイメージを持っている方が多いですが、安直に考えてはいけません。その原因と実態をきちんと把握し、毎日の過ごし方を見直してみましょう。
高血圧の代表的な原因は?
一般に高血圧は、血圧の数値で「上が140以上、下が90以上」をさし、上下どちらかが上回っていても高血圧と判定されます。血圧とは文字の通り、血管内の圧力が増すことで、血液の量と血流のよさがキーとなります。
血液には体内のナトリウム量(塩分)を調整する機能があり、塩分過多の食事だと、血管の周りの細胞が血管内ににじみ出て血液を薄め、血液量が増えてしまいます。この作用のために、血圧が上がると考えられています。そういうわけで、高血圧の方は食事制限で塩分を控えるように指導を受けることになるのですね。
ほかにも高血圧の理由は多々ありますが、今日は代表的な原因である「塩分過多」に焦点を当てて、日頃の食生活を見直してみましょう。
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