新MacBook Air「持ち運べるメインマシン」に進化 オススメ構成は23万6800円、実際使った「評価」
Macは画面上部にメニューバーが表示されており、画面拡大分とノッチの高さははこの部分にフィットする。メニューバーの表示が多い場合でも、ノッチを避けて表示されるため、使っていて特別邪魔だと感じることは少ないだろう。
カメラはiMac、MacBook Pro 14インチ・16インチと同様のフルHD(1080p)FaceTime HDカメラに進化した。アップルシリコンの画像処理によって、暗いところから明るいところまで、非常に的確で高画質な描写を行ってくれるカメラだ。ウェブ会議が当たり前の時代、「どんなウェブカム使ってるの?」とその画質の良さがすぐに相手にも見て取れるほどの違いが現れるだろう。
第2世代アップルシリコン
デザインの刷新に加えて、アップル自社設計の「アップルシリコン」も第2世代のM2が搭載された。M2では、製造プロセス技術が向上したことで、同じ設計でも18%前後の性能向上と省電力性が見込まれる。
実際、手元のマシンでGeekbench 5のベンチマークを実行したところ、シングルコア1900前後、マルチコア9000前後という結果が出た。M1はそれぞれ1750前後と7500前後であったことから、その性能が触れ込みどおり向上していることがわかる。
ちなみにこの結果は、インテルチップ採用のiMac 27インチを最も強力にカスタマイズした製品(3.6GHz 10コア第10世代Intel Core i9-10910)と同等の性能を発揮している点に驚かされる。ただし、アップルシリコンのラインナップの中では、MacBook Proに搭載されている下位のチップ、M1 Pro・M1 Maxのほうが25%高速となっている。
グラフィックスはM1モデルから30%向上しており、Geekbench 5(Metal)で30000以上のスコアを出している。加えて、Media Engineが採用された。M1 Pro、M1 Max、M1 Ultraといったプロ向けの製品に採用されるチップに用いられていたビデオ処理のアクセラレーターで、動画編集や書き出しの快適さでいえば、より上位に位置するM1 Proに匹敵する。
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