新MacBook Air「持ち運べるメインマシン」に進化 オススメ構成は23万6800円、実際使った「評価」
エントリーモデルとしては大げさとも言える処理性能、将来に備える動画性能、そしてオフィスワークなら2日に1度の充電でも十分対応できるだけのスタミナ、昨今の仕事や学習のスタイルに重要なウェブカムの進化と、向こう3〜4年は快適に使っていける前提で、選べる1台になるのではないか。
どんな仕様がおすすめ?
先述のとおり、読者の皆さんが予想するよりも少し長めの耐用期間を想定して手に入れることができるのが、アップルシリコン世代のMacBook Airといえる。その点でおすすめしたい構成は、8コアCPU、10コアGPU、16GBメモリー、512GBストレージ以上のスペックだ。もちろん色は自由に選べる。
この構成には、2つのUSB-Cポートを搭載する新型35W充電器も付属してきて、MacとiPhoneを同時に充電でき、荷物を減らすことができる点もポイントだ。
メモリーとストレージは、後から追加できない。もちろん8GBメモリーでも動画編集を含めて十分快適に扱うことができる。しかし長く使う前提であれば、少し多く見積もっておくといいだろう。
問題はストレージだ。こちらもデータ量が大きくなること、また動画や3Dなど、扱うデータがより大きくなっていくことを考えて、256GBではなく512GBかそれ以上のSSDを用意するべきだ。256GBを選びにくいもうひとつの理由、その速度にある。
手元にある512GBストレージは、M1時代と同じように書き込み2300MB/s前後、読み込み3000MB/s前後の計測結果が得られる。しかし256GBモデルの場合、3分の1から2分の1の速度しか出ず、特に読み込みの速度が遅い計測結果となった。これはM2搭載MacBook Proの256GBストレージでも同様だった。
アップルシリコンはメモリー搭載量が少なくても、高速なストレージを背景にしたメモリー内のデータを退避させる仮想メモリーで、その快適さを維持してきた。しかしストレージ速度の遅さは、作業が積み重なってきたときのパフォーマンスを落としかねない。
おすすめの構成は23万6800円。この金額は、為替が110円であれば20万円を切っていたはずで、円安によってかなり割高に感じるかもしれない。ただし、想定よりも長く使うことができ、中古モデルの流通やアップル自身の下取りも充実していることを考えると、最適な構成を選択し、新しい仕事や学習のスタイルを取り入れることをおすすめしたい。
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