iOS 15から搭載される「iPhoneの5つの大進化」 Androidユーザーと動画を見ながらビデオ通話

拡大
縮小
WWDC21の基調講演に立つ、アップルのティム・クックCEO(写真:アップル基調講演ビデオより)
この記事の画像を見る(4枚)

アップルはアメリカ時間6月7日より開催した世界開発者会議「WWDC21」で、iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV、Mac向けの新しいソフトウェアを披露した。

いずれも開発者向けにすぐにベータ版が公開され、一般のユーザーの試用は7月から、正式版は秋にリリースされる予定だ。

中でも主力であるスマートフォン「iPhone」には、より重要なアイテムとして役立つための新機能が搭載された。数ある新機能から注目度の高い5つをピックアップしてご紹介する。

「Siri」が超高速化される

これまで音声アシスタントは、デバイスのマイクで音声を拾い、これをサーバーに送って認識し、結果を再びサーバーから返す形で実現してきた。そのため、音声データの収集や、アシスタントへの指示がサーバーへの送受信の過程で盗み聞きされるのではないかという懸念も根強い。クアルコムの2020年8月の調査では、45%の人々が音声アシスタント利用に対してプライバシーの心配をしている。

プライバシーを強調するアップルも、2019年7月に、ユーザーに黙ってSiriへの指示をグレーディング(人が音声を聞き取ってテキストに変換すること)していたことが発覚し、以降ユーザーに許可を取って協力を仰ぐ仕組みに切り替えた。

ちなみにグレーディングは、音声認識技術を確立するうえで必要な、重要な作業であることがAI開発の現場では知られているが、それは必ずしも消費者に理解されることではない。

こうしたプライバシーの不安を払拭するため、端末上で音声アシスタント「Siri」の音声認識を行う仕組みを、iOS 15に搭載した。

A12 Bionic以降を搭載するiPhone・iPadで、搭載する機械学習処理を受け持つニューラルエンジンを生かし、マイクで聞き取った音声を端末内で処理して理解するようにした。

次ページインターネット接続を伴わず実行
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
日本製鉄、あえて「高炉の新設」を選択した事情
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
半導体需給に変調の兆し、歴史的な逼迫は終焉?
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT