iOS 15から搭載される「iPhoneの5つの大進化」 Androidユーザーと動画を見ながらビデオ通話

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Safariはデザイン変更され、タブ操作を画面下部で実現。親指だけで簡単に操作できるようにした(写真:アップル基調講演ビデオより)

これまで画面上部にあったアドレスバーやボタン類は、画面の下に移動し、必要に応じて自動的に隠れる仕組みとなった。これにより、画面全体でウェブサイトの内容を見ることができるようになるだけでなく、アドレスバーを操作したい場合に画面の一番上まで指を伸ばさず、手元で簡単に操作できるようになった。

そのアドレスバーはタブ切り替えの役割も兼ねており、指で左右になぞると、ほかのタブで開いているページに切り替えることができるようになる。操作しやすさや機能を整理し、非常に使いやすく進化した。

この変更によって困る人たちもいるだろう。ウェブサイトデザイナーやウェブ広告を提供している企業だ。

これまでモバイルウェブは、アドレスバーが画面の最上部にある前提で、画面の下の押しやすい部分にボタンを集めるデザインを作ってきた。しかし新しいSafariでは、この下の部分がアドレスバーで隠れることが多くなるため、ボタンや広告の配置を考え直す必要が出てくる。

FaceTimeでエンタメ?

FaceTimeはiPhone・iPad・Macの間で音声のみもしくはビデオ通話を行うことができる仕組みで、近年は通信の暗号化や最大32人まで同時通話に対応するなど、機能拡張も進んできた。

安全な通話手段でありながら、Appleデバイス同士でしか通信できなかったため、リモートワークで活躍する通話手段とはなりえなかった。その点はアップルも心得ており、今回のアップデートはむしろ、プライベートでの活用を豊かにする手段の提供となった。

まず、FaceTimeはビデオ通話のリンクを設定することができるようになった。「FaceTimeリンク」を共有すると、他のiPhoneやiPad、Macユーザーだけでなく、Windows PCやAndroidスマートフォンのユーザーも、ウェブブラウザーを通じて参加できるようになる。

また新たに追加された機能は「SharePlay(シェアプレイ)」。

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