新MacBook Air「持ち運べるメインマシン」に進化 オススメ構成は23万6800円、実際使った「評価」
今回の刷新では、2018年のiPad Pro以降採用されているアップルのデザイン言語である「シンプルな板」のデザインが踏襲された。これはiPadラインナップからiPhone、MacBook Proへと波及しており、今回のMacBook Airにもそのデザインが降りてきた格好だ。
ボディは均一な薄さで統一されており、閉じたときの高さは11.3mm。手にした感覚は、A4サイズよりやや大きい、厚さ1センチちょっとのアルミニウムの板そのもので、外形が変わっておらず薄くなったことから、以前のモデルに比べると極めて軽いと感じる。
今回レビューしたのは新色のスターライト。iPhoneやApple Watchにも採用された表現で、シルバーより黄色みが加わり、しかしゴールドよりも白い。ちょうどシャンパンゴールドのような雰囲気をもたらす。しかし強い光の下ではシルバーと同じような反射となり、周囲の光によってその表情を変えるところが面白い。
スターライトと共に追加されたミッドナイトは、既存色で人気のあったスペースグレーよりもさらに深く、室内では「黒」に見える。しかしこちらも少し青が差し込まれており、屋外ではその青さを覗かせる。明暗それぞれに用意された新色は、複雑な表情を見せる点が面白い。
ディスプレーとカメラの進化
ノート型コンピューターの紹介で、スマートフォンと同じポイントに言及するとは思っていなかったが、新型MacBook Airで多くの人にとって魅力的なポイントは、ディスプレーとカメラだ。
MacBook Airには今まで最大輝度400ニトのディスプレーが採用されてきたが、これが500ニトに引き上げられ、13インチMacBook Proと同等となった。さらにディスプレーは13.6インチと、旧デザインから0.3インチ拡大された。
縁ギリギリまで敷き詰められ、Liquid Retinaディスプレーの名前が与えられた点は、上位モデルである14インチ・16インチMacBook Proや、iPadの縁なしディスプレーと同じだ。ただし、14インチ・16インチには、ピーク輝度1600ニトまでサポートしており、明確な性能差が存在する。
表示領域が拡大された代わりに、カメラを避けるため、画面の切り欠き「ノッチ」が用意された。iPhoneでもおなじみのデザイン要素だが、コンピューターとしては邪魔になるのではないか?という懸念もあるかもしれない。
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