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米国が懸念する「安倍氏亡き後の日本」の凋落 安倍氏の海外での評価の高さが日本の重荷に?

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安倍氏はトランプ氏に媚びへつらったとして批判されている。金のゴルフクラブを贈ったり、気前よく饗応したりしたためである。一方、同氏はトランプ氏のTPP脱退を受け止め、アメリカとの貿易協定を進めたことで、同盟関係に影響を与えなかったとして賞賛されている。

安倍氏の政治家としての実績に問題点があったことは疑いの余地がない。アメリカの識者らは明らかな失敗を2点挙げる。1つはロシアのリーダー、ウラジミール・プーチン大統領に強くすり寄ったが何の結果も生み出せなかったこと、そして、もう1つはアメリカにとって日本と並んでアジア北東部での主要な同盟相手である韓国との関係における強硬姿勢である。

安倍氏はロシアを中国から引き離し、ロシアとの戦後の領土問題を解決できると信じていたが、これは現実を知らない考えと見られているし、実際効果がなかった。アメリカでの見方では、同氏がプーチン氏と劇的解決を見出せると期待したのは、政治家として考えられない過ちであった。

「安倍氏はプーチン氏に28回も会って、ようやくもてあそばれていると気付いたのだろうか」とカーティス氏は疑問を投げかける。

韓国との関係悪化は戦略上の盲点

韓国との関係悪化については、安倍氏だけを責めるわけにはいかないにしても、同氏の戦略上の盲点であったと理解される。オバマ政権下でアメリカから強く要請され、安倍氏は戦時中の日本帝国軍による韓国女性への性的サービス強要について、いやいやながら謝罪することに同意した。しかし、その後も同氏は、戦争犯罪に関して日本はもう責任を負わなくていいとする立場を強く主張し続けたのだ。

戦時中の歴史問題は、政治家と首相という安倍氏の二重の役割が第三者の目に見える形で衝突する分野の1つである。安倍氏が与党保守自由民主党内の改憲と愛国主義派閥をイデオロギー的にリードしてきたことは知られているが国外ではそれがあまり理解されていない。国際社会はその代わり、安倍氏はイデオロギーを捨てて、ほかで利益を得る現実主義者的と見ていたのだ。

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