「間違いを認められない人」の残念すぎる真実 「わかっている」のと「できる」のでは大違い

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なぜ間違っていることを自覚していても認められないのでしょうか(写真:imtmphoto/Getty Images Plus)
多くの人は無意識のうちに「間違いを認めるのは恥ずかしい」と感じ、ミスを隠そうとする。
こうした感情は多くの人が持っているが、その裏には「間違えるのはよくない」という考えが根強く存在する。一方、全米でベストセラーになった『マッピング思考』の著者ジュリア・ガレフは、「間違いは自分自身をアップデートする」と力説する。間違えることは悪くないし、それを認められる人こそ活躍できるという。もしかしたら、われわれは間違えに対する見方をアップデートするべきなのかもしれない。

人が自分の考えに固執する理由

誰でも、ある状況下で自分の考えを少しずつ変えていくということを日ごろから行っているものだ。就職活動を例にとろう。

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応募書類を送った段階では、最終的に内定を得られる確率を5%程度と見込んでいたとする。書類が通過して面接の通知が来たら、その予想は10%に上がるかもしれない。面接でうまく受け答えができて大きな手ごたえを感じたら30%に上がるかもしれないが、面接後2週間が経過したのに先方からなんの連絡もなければ20%に低下してしまうかもしれない。

政治や道徳など、賛否両論のあるテーマではどうだろう。

ジェリー・テイラーは長年にわたり、気候変動に対する懐疑論者の代表格として存在感を放ってきた。リバタリアン(自由至上主義者)のシンクタンクであるケイトー研究所に所属するテイラーは、テレビのトークショーに出演し、「気候変動への懸念は過度に誇張されている」と世間に訴えることで大金を稼いでいた。

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