新型ステップワゴン、HVとガソリン車の確かな差 静寂性を優先するか、キビキビとした走りか

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新型ステップワゴンの走行シーン(東洋経済オンライン編集部撮影)
新型ステップワゴンの走行シーン(東洋経済オンライン編集部撮影)

「いかにすべての乗員が快適で、楽しく移動できるか」

近年のミニバンに求められる大きな命題だ。とくに子育て世代などのファミリー層をメインターゲットとするミドルサイズクラスでは、小さな子どもから高齢の親まで、幅広い年齢層をどのように満足させられるかが鍵になる。

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6代目となる新型「ステップワゴン」も「ホンダ史上最大の室内空間」をうたい文句に居住性を高め、2列目・3列目シートのアップデートによって後席の使い勝手や心地良さを向上させている。とくに2列目シートは、前後だけでなく橫方向のスライドも追加することでアレンジの幅を広げたり、足を伸ばしてゆったり座ることができるオットマンを装備するグレードを設けたりするなどの改良が施された。

また、3列目シートでは、着座位置を上げるとともに、ベルトライン(サイドウインドウ下端ライン)を水平にするなどで、乗り物酔いしにくい視界を確保するなどの工夫も施され、より後席乗員への配慮がなされている。

ドライバー視点で見たステップワゴンの進化を評価する

一方でクルマである以上、ドライバーが運転しやすく、安全で疲れにくい装備なども必須だ。とくにファミリー向けミニバンでは、子どもの通学や買い物などで小柄な女性が日常の足として使うことや、長身の男性が家族ドライブで運転するなど、やはり多様な層に対応することが前提となる。

では、新型ステップワゴンは、そうした運転操作などに関し、どのような味付けや装備が施されたのか。一般公道で試乗する機会を得たので、今回は主に運転する際の快適性や操作性、ドライビングの楽しさなど、ドライバー目線でのインプレションを紹介する。

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