【V型8気筒エンジンが姿を消し、EVへ舵を切るレクサス】「IS/RC」が今年11月をもって生産終了、車種整理から受けるトヨタブランドとの戦略差

レクサスからの案内によれば、1999年にFR(フロントエンジン・リアドライブ)のコンパクトスポーツセダンとして誕生した「IS」の生産を今年11月に終了するとのことだ。インターネット上のモデル一覧でISを選択すると、その情報が得られる。
生産終了を前に、500台限定のIS500特別仕様車「Climax Edition」が6月から発売されている。V型8気筒ガソリンエンジンによる迫力ある加速をISで手に入れる最後の機会になりそうだ。
ISと時を同じくして、2ドアクーペの「RC」も今年11月をもって生産を終了するとの案内だ。注文が11月の生産台数まで達した段階で販売を終了するという。また、RC Fの200台限定モデルとなる「Final Edition」の販売は、すでに終了している。
2025年、生産終了相次ぐ。レクサスの車種整理について

レクサスで今、販売している車種一覧を見ると、SUV(スポーツ多目的車)の選択肢が充実しており、その数は「LX」から「LBX」まで大小8車種におよぶ。なおかつ、それらのうち「RZ」と「UX300e」は電気自動車(EV)であり、「RX」にはプラグインハイブリッド車(PHEV)を設けている。ちなみに、ガソリンエンジンのみとなるのは「GX」だけだ。
それに対し、4ドアセダンはフラッグシップの「LS」と、前輪駆動の「ES」の2車種のみで、クーペはフラッグシップの「LC」のみになる。4ドアセダンのレクサス「GS」は、すでに2020年に生産終了している。
世界的な人気・不人気の市場動向は、レクサスにおいても受け入れざるをえない様子が感じられる。
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