「5代目フォレスター」を買っていたのはどんな人? アウトバックやRAV4、CX-5などライバル車の購入者データと比べてわかった「選ばれたワケ」

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2018~2025年にかけて販売された5代目「フォレスター」(写真:SUBARU)
2018~2025年にかけて販売された5代目「フォレスター」(写真:SUBARU)

スバル「フォレスター」が、2025年4月にフルモデルチェンジ実施し、6代目となった。

「e-BOXER」がシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッドとなったことや、安全面では「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」を世界初採用したことがトピックだ。

しかし、今回のフルモデルチェンジは、フォレスターのこれまでのフルモデルチェンジと一味違う意味合いを持つ。

2025年4月に販売開始した6代目「フォレスター」(写真:SUBARU)

それは、2025年3月をもってフォレスターよりひと回り大きなSUVであるスバルのフラッグシップ、「レガシィ アウトバック」の販売が終了したからだ。つまり、6代目フォレスターは、スバルのフラッグシップの役割を担うことになる。

では、これまでのフォレスター(=5代目)は、どんなユーザーに選ばれてきたのか。6代目が発売となったこの段階で、5代目フォレスターの購入者データ分析を行った。

5代目「フォレスター」は2021年に大幅改良を実施し、フロントのデザインを改めている(写真:SUBARU)
5代目「フォレスター」は2021年に大幅改良を実施し、フロントのデザインを改めている(写真:SUBARU)

使用データは市場調査会社のインテージが毎月約70万人から回答を集める、自動車に関する調査「Car-kit®」。比較対象として、同じスバルのレガシィ アウトバックと「クロストレック」、国内のライバルモデルの購入者データもあわせて紹介する。

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<分析対象車種・サンプル数>
スバル フォレスター:1421名
スバル レガシィ アウトバック:282名
スバル クロストレック:300名
トヨタ ハリアー:2743名
トヨタ RAV4:1771名
トヨタ カローラクロス:1776名
日産 エクストレイル:1254名
マツダ CX-5:1334名
ホンダ ZR-V:435名
※いずれも分析対象は2018年7月~2024年12月の新車購入者のみ

どんな用途で選ばれたのか?

多くの車種があるなかで、今回取り上げたSUVを購入した人たちは、どのような用途を想定しているのだろうか。クルマの使い方から、目的やライフスタイルの一端を見ていこう。

ベーシックな用途である「買い物や近所への外出」「日帰りドライブ」では、取り上げた車種の間で大きな差はない。

次に「1泊以上の旅行」「レジャー・スポーツ」「キャンプ・アウトドア」「スキー・スノーボード」を見てみると、今回の主役であるフォレスターが尖った特徴を示している。

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