「5代目フォレスター」を買っていたのはどんな人? アウトバックやRAV4、CX-5などライバル車の購入者データと比べてわかった「選ばれたワケ」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

近しい観点として、「SUVを選んだ理由」のデータもあわせて紹介しよう。

フォレスターが強みとするのは先ほど見たとおり、荷室を含め室内が広いことが、まずあげられる。加えて安全性に関する項目も、やはり評価が高い。

用途を限定したものとしては、「雪道も安心して走行できる」の結果が特徴的だ。フォレスターとレガシィ アウトバックのみ4割を超えており、他の車種は3割にも届かない。

雪国では、年間の半分近くをスタッドレスタイヤで過ごす地域もある。そうした地域の人たちにとって、雪道での安心感の高さは重要だ。

競合ひしめくSUV市場において、ここでもスバル車は明確な立ち位置を確立できているといえる。

この分析項目においても、フォレスターとレガシィ アウトバックの間で類似する点が多かった。

e-POWERを搭載した現行「エクストレイル」は2022年に登場した4代目(写真:日産自動車)
e-POWERを搭載した現行「エクストレイル」は2022年に登場した4代目(写真:日産自動車)

なお、「所有の満足感が得られる」を見てみるとフォレスターの評価は低く、レガシィ アウトバックに譲る格好となっている。スバル内でも、それぞれの立ち位置は明確だ。

フォレスターの平均購入価格は322万円

次に購入価格のデータを紹介する。

こちらはカタログやオンライン簡易見積もりなどに記載されている金額ではなく、購入者が実際に支払った金額で、「値引き前車両本体+オプション価格」「値引き額」「下取り額」「最終支払い額」の各データを下記に示す。

「値引き前車両本体+オプション価格」を見ると、フォレスターは411万円。

他社のライバル車を見ると「カローラクロス」と「CX-5」は300万円代後半で、フォレスターより数十万円価格帯が下がり、「エクストレイル」「RAV4」はフォレスターより20万円程度、上になっている。

「カローラクロス」は2021年の登場(写真の車)。今年、大幅改良を実施している(写真:トヨタ自動車)
「カローラクロス」は2021年の登場(写真の車)。今年、大幅改良を実施している(写真:トヨタ自動車)
次ページ「スバル好き」の割合はどのぐらいか?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事