仕事も人間関係も「話す」より「聞く」でうまくいく ちょっとした心がけで「人生の損」は少なくなる
齋藤:僕は『LISTEN』の原書のタイトル「You're Not Listening:What You're Missing and Why It Matters(あなたは聴いていない:そのために失っている大切なこと)」が好きで。というのも、僕が話を聞くようになったのは「自分が知らない」と気づいたときだったんですよ。
篠田:まさに「What You're Missing」ですね。
「知らない」から聞きたくなる
齋藤:知らないから、知りたくなる。それが好奇心だし、相手の話を聞く態度につながる。僕にとっては人生経験豊富な大島さん(編注:クリエイティブディレクターのdof大島征夫氏)が近くにいたことが、自分がヒヨッコだと気づかされる機会にもなっていました。
でも、若い頃は知らないことに気づけないんですよね。知っているつもりで世の中を見ていても、自分に幅がないから見える範囲が狭い。聞くためには、まずは「知らない」ことを自覚することが大切だと思います。


















