「ほぼ日」を支える糸井重里流「働き方」哲学

突撃!「糸井事務所」のワーク・ルールズ:後編

糸井事務所のオフィスの共有スペース。棚に並んでいる本やCD、DVDは糸井家に置ききれなくなったものという噂がある(撮影:今井康一)
世界20言語・地域で発売され、日本でも話題作となっている『ワーク・ルールズ!』。グーグル社の人事トップ(上級副社長)であるラズロ・ボック氏が同社の人事労務制度や採用基準、働き方に関する文化、メンタリティに至るまで余すところなく著し、今、ベストセラーになっています。
同書の刊行をきっかけに、ユニークな会社の「ルール」や「働き方」を持っている日本企業に突撃して、お話を伺うことにしました。第2回目は、東京糸井重里事務所。お話を伺ったのはCFOの篠田真貴子さんと、人事を担当している趙啓子さん、コンテンツを担当している永田泰大さんと松本絢子さん。「ほぼ日刊イトイ新聞(「ほぼ日」)のコンテンツや商品はどのように生まれているのか。前回に引き続き、制度や組織の側面から語ってもらいました。

糸井さんの社内講演会

全世界で話題沸騰!?Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った。創造性を生み出す、新しい「働き方」の原理を全公開!

──糸井重里さんが社員の皆さんに話をされる時間があると思います。どのような内容で、どのくらいの頻度でされているのですか?

篠田:週1回です。「水曜ミーティング」という名前のミーティングで、毎回1~2時間くらい。糸井の話を聞ける貴重な時間です。社内向けなので、突っ込んだことを具体的に話します。

永田:会社のルールはありませんが、価値観がそろうのは、このミーティングですね。

──このミーティングは、糸井さんが一方的に話される感じなのですか?

篠田:そうです。その1週間で考えたこと、最近興味があること、最近あった面白いこと、そこで自分が思ったこと、などを話しますね。

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