みんなが何をしているかを知っている
――「東京糸井重里事務所」独特のワーク・ルールズみたいなものは、あるのでしょうか。
松本:いろんなことがとがめられないことでしょうか。極端なところでは、昼寝とかも。ルールという決まったものはありませんが、事実上そうなっているってことはたくさんあります。
篠田:たとえば、勤務時間内に映画を見たり、展覧会に行ったり、街をブラブラしても構わない、と考えています。制度としては裁量労働制ですが、その根本の考え方として公私混同を推奨していますね。コソコソ行く必要はありません。
――「行ってきまーす」みたいなことを誰かに言うのですか?
篠田:当社では従業員のことを「乗組員」と言っているのですが、全乗組員宛てのメールアドレスに、自分がどこで何をする予定かを送って共有します。公私混同ということで自由に行動できる一方で、私たちが負う最低限の責任は、ウソや隠しごなく行動を共有することだと考えています。



















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