「働き方革命」は、日本でも始まっている 創造性を高めるワークスタイルとは?

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各社の「ワークルールズ」について、熱い討論が行われた。

Google社の人事トップ(上級副社長)であるラズロ・ボック氏の著書『ワーク・ルールズ!』が、『フォーブス』英語版の「クリエイティブ・リーダーシップに関する2015年の上位10冊(Top 10 Creative Leadership Books Of 2015)に選出された。同社の先進的な働き方が、今、注目を集めている。

日本にも、新しい働き方に先進的に取り組んでいる企業がある。そんな企業の方々を迎えた討論イベントが、2015年12月1日、東京・六本木 株式会社フリークアウト本社ヒルズ ガレージにて「ワークスタイル変革で始まる【クリエイティブな働き方】」として開催された。登壇者は以下の通り。

角川素久氏:Sansan CWO(Chief Workstyle Officer)/人事部長
佐々木大輔氏:freee代表取締役
田中弦氏:Fringe81代表取締役
池見幸浩氏:grooves代表取締役
モデレーター:山田俊浩(東洋経済オンライン編集長)

 

このトークショーの様子をリポートしていく。

徳島の古民家で仕事をする

全世界で話題沸騰! Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った。創造性を生み出す、新しい「働き方」の原理を全公開!

山田:まずは、各社の簡単な紹介から、始めていただけますでしょうか。

角川:Sansanは、クラウドの名刺管理サービスを提供しています。設立は2007年です。

佐々木:freeeは、スモールビジネスが創造的活動に集中できるよう、財務などのプラットフォームの提供をめざしています。設立は2012年です。

田中:Fringe81は、広告技術を活用した事業開発、成長支援を行っている会社です。設立は2005年です。

池見:groovesは、人材と企業が出会うマッチングサイトの運用を行っています。設立は2004年です。

山田:ありがとうございます。各社とも、立ち上げたばかりの会社ではなく、立ち上げて数年経っていますね。その期間に、いろいろな悩みを持ちながらも、企業としてコアの部分をつくってこられたと思います。

そうしていろいろな試みをしてきたなかで、成功している話、あるいはうまくいかなかったエピソード、または特に工夫なさっている人事制度について、うかがいたいと思います。Sansanの角川さん、リモートワークについてはいかがでしょうか?

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