仕事も人間関係も「話す」より「聞く」でうまくいく ちょっとした心がけで「人生の損」は少なくなる

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齋藤:時間外で延長戦をすることも必要な気がしますね。

篠田氏(左)と齋藤氏。盛り上がった対談は2時間近くにおよんだ(撮影:梅谷秀司)

篠田:そんなに長時間じゃなくてもいいのかもしれないですよね。3時間飲みに行かなくても、「ゆっくりお話を聞きたいので、30分だけ時間をください」とお願いして、その時間は判断を留保して相手の話をじっくり聞く。それだけでもその後のコミュニケーションは取りやすくなる感覚があります。

齋藤:そうですね。最近の会議に関する本は「どうやってファシリテーションをして時間内に合意形成するか」がメイントピックになっているけど、60分中50分雑談して、最後の10分で企画の話をするような打ち合わせもうちでは結構あるんです。「このアイスブレイクどこまで続くんだ?」みたいな(笑)。社員が途中で焦り出すことはよくありますね。

篠田:今日の取材も、当初の段取りを大きく無視して好き勝手話してますものね(笑)。齋藤さんは「まずい、今日話したかったことまでたどり着かない」と思うことはないですか?

齋藤:企画の打ち合わせの場合、脱線が重要だったりするんですよ。アイスブレイクのくだらない話から広がった話が伏線になることは意外と多いんです。不確実性を受け入れて、意図的に話を聞く時間を作らないと、世の中に伝わるような、面白いアイデアは生まれにくい気がします。

(構成:天野夏海)

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