周りに「話しにくい」と避けられる人の残念な思考 人の話を聞かず自分の話ばかりしていませんか

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周りから「話しにくい人」と思われている人には納得の共通点が(写真:metamorworks/PIXTA)
累計250万部以上の書籍を手がける編集者である一方、ドラァグクイーンとして各種イベント、メディア、舞台公演などに出演する村本篤信氏による連載「話しやすい人になれば人生が変わる」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボにより一部をお届けする。

「話しにくい」と思われる人の特徴の第2弾です。前回は「話の聞き方」に焦点をあてましたが、今回は「話しにくい人だと思われてしまう、話し方」について、お伝えしていきたいと思います。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

みなさんの中に、しょっちゅう「ムカつく」「嫌い」などと言っている人、「疲れた」「だるい」などが口癖になってしまっている人はいませんか?

もちろん、本当に腹が立ったとき、本当に疲れたときなどに、ついそうした言葉が出てくるのは仕方がないことです。最近、「ネガティブな言葉を、ポジティブな言葉に言い換えましょう」といった趣旨の本をよく見かけますが、ときにはネガティブな感情にふたをせず、ダイレクトに表現したほうがすっきりすることもあります。

しかし、ネガティブなこと「ばかり」言ってしまうのは考えものです。

出会い系アプリのプロフィールで考えると…

たとえば、あなたが出会い系アプリで出会いを探しているとします。プロフィール欄に「好きなもの」がたくさん書いてある人と、「嫌いなもの」がたくさん書いてある人、どちらのほうが「話しやすそう」と感じますか?

どちらかといえば「好きなもの」を書いてある人のほうが話しやすそうだと感じ、「嫌いなもの」がたくさん書いてある人に対しては「気難しそう」「話しにくそう」と思うのではないでしょうか。

また、自分自身が「疲れた」「だるい」と言ったり、周りの人がそうした言葉を口にしているのを聞いたりすると、「疲れのイメージ」「だるいイメージ」が脳内に呼び起こされ、本当に疲れてしまったり、だるくなってしまったりすることがありますし、「楽しい」「うれしい」と言ったり、そうした言葉を聞いたりすると、本当に楽しくなったりうれしくなったりします。

「話していて楽しい気分になる人と、どんよりした気分になる人、どちらと話したいか」と聞かれたら、多くの人は前者を選ぶのではないでしょうか。

「悪口」「陰口」にも注意が必要です。

私は何も、「悪口や陰口を言うな」と言うつもりはありません。悪口でも言わないとストレスがたまって仕方がないときはありますし、私も、悪口や陰口を言うことはあります。

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