マレーシアの中でもシンガポールに隣接し、大規模な開発が進められているジョホールバル。国家主導の都市開発「イスカンダル計画」が進められる中、教育特区Edu Cityを設置し、世界中からの教育機関を誘致している。なかでも、2012年秋、英国キャサリン妃の母校であるマルボロ・カレッジがジョホールバルに分校を新設し、教育移住の代名詞的な存在となった。日本でも数多くのテレビや雑誌に取り上げられてきたのでご存知の方も多いだろう。
今回はそんな開発状況を見てきた、花岡めうみさんにお話を伺った。花岡さんは2012年にサラリーマンのご主人を東京に残し、当時5歳と3歳のお子さんを連れマレーシアに母子移住。現地で現地で短期・長期留学・移住をサポートする事業で起業し、日本人の移住者の手伝いをしている。ご自身の二人のお子さんもマルボロ・カレッジに通わせている。
マルボロ・カレッジとは?
まずマルボロ・カレッジについて概観しておこう。
90エーカーという広大な土地に建設された170年の歴史を持つイギリスの伝統校。2013年夏に取材したときには370人だった生徒数も、現在では750人と倍増中。英国から来た教師が多く、英国本校と同等の教育を受けられるのが特徴だ。
実際にアジアに進出する英国の伝統校は増えており、タイには英国名門校ハーロー校の現地校であるハーローインターナショナルスクールがすでに開校。ロンドン郊外の400年の歴史を持つパブリックスクールである、ダリッジ・カレッジはシンガポールに2013年開校。今年9月にクアラルンプール郊外にはエプソムカレッジ・マレーシアが進出している。マルボロ・カレッジはグローバル教育の必要性から、マレーシア分校を作ったという。
それでは、母子移住をして2年の花岡さんにジョホールバルのこと、マルボロ・カレッジのことを聞いてみよう。
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