マレーシア、「移住前に知っておくべきこと」

住んでいるのはどんな人たちなのか

茨城大学で4年間学び、日本社会にも精通しているニザムさんはマレー系マレーシア人だ
日本人の移住人気ナンバーワンと言われるマレーシア。ただし、物価や生活ぶりについては語られても、そこに住むマレーシア人について、よく知らないまま移住してくる人も多いのが実情だ。今回は、日本をよく知るマレーシア人に、日本人がマレーシアに住むときに持ちたい最低限の知識、気をつけたいことを聞いてみた。
サヒポール・ニザム・ビン・モハマド・ナジルさんは、マレーシアのマラヤ大学を経て茨城大学に4年間留学し、その後日本の貿易会社で6年働いた経験を持つ。さらに、マレーシアで撮影する日本クルーのためにコーディネーターとして、通訳や番組チェックなどの仕事をして来た。日本人の奥様との間に3人のお子さんがいる。
ニザムさんは、「あくまでこれからお話することは、僕個人の観点から見たことで、ほかの人に聞いたら違う答えがあるかもしれません」と前置きしながら、以下のように語ってくれた。

日本人移住先、人気ナンバーワン

――まずマレーシアについて知っておくべき基本的なことはなんでしょうか。

マレーシアは多民族の国であるということです。マレー系、中華系、インド系とそれぞれの民族がいます。宗教も国教であるイスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教などさまざまです。それぞれの人種が文化や宗教を保ちながら、独立後、57年もの間共存してきた歴史があります。マレーシアのイスラム教はスンニ派で穏健な人達が多く、自分と違う文化や宗教を受け入れる土壌があります。

次ページ多様な民族と接する際に気をつけることは?
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • おとなたちには、わからない
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ついに上場廃止、大塚家具の末路
ついに上場廃止、大塚家具の末路
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
2050年の中国<br>世界の覇者か、落日の老大国か

米国と並ぶ超大国を目指す中国。しかし中国の少子高齢化はこれまでの想定を超える速さで進行しています。日本は激変する超大国とどう付き合うべきか。エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、大前研一ら世界の賢人10人が中国の将来を大胆予測。

東洋経済education×ICT