エプソムカレッジは2014年9月に開校した英国式プログラムのインターナショナルスクールだ。クアラルンプールから南に約1時間の場所に位置し、クアラルンプール国際空港(KLIA)およびKLIA2から車で15分程行った新興住宅地帯にある。50エーカーという広大な敷地に3~18歳までの子どもたちが学ぶ環境を提供する。
世界初の分校として設立
本校は英国にあるエプソムカレッジで、もともとは医療関係者の子息を教育するため、1855年に開校した長い歴史を誇る。後援者はエリザベス女王2世。世界で初めての分校がこのマレーシア校となる。
英国のボーディングスクールの環境に倣った、伝統的な英国式ハウスシステムを採用し、ハウスマスターやハウスミストレスたちと教師が一体となって、まるで一つの家のように子どもたちの教育に当たるのが特徴だ。なお、マレーシア校では通学やウィークリーボーディング(土日のみ家に帰る)を選択することも可能。マレーシアで、英国の資格IGCSEおよびAレベルを取ることができる。
エプソムカレッジといえば、エアアジアのCEOであるトニー・フェルナンデスの母校としても知られ、彼がマレーシア校の理事会長を務めている。
なぜ、世界で初めての分校をマレーシアに作ったのだろうか? 同校のマーケティング・コンサルタントであるゲイリー・フー氏は語る。
「英国の本校でもたくさんのマレーシア人が学んでいますが、2年の入学待ちリストがあり、入学したくてもなかなか入れない状況ですし、何より遠い。そこでエプソムのOBであるトニー・フェルナンデス氏は、なんとかエプソムのすばらしい環境をアジアに近い位置に持ってきたいと考えたのです。誰もが今後アジアの時代になるであろうと予測しています。
マレーシアならば、同じ内容の教育を30%安いコストで、また入学待ちの長い列なしに、実現することができます。エアアジアの拠点であるKLIA2にも近く、戦略的にも、海外からの家族が訪ねてきやすいなど、利点が大きいのです。ですから、本校はマレーシア人のためのものというより、アジアのすべての子どもたちのための学校です」
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