夫が統合失調症、息子のために別れるべきか

夫の病気が与える悪影響が心配

グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた 著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
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【読者からの相談】

別居中の夫とその実家との付き合い方に悩んでいます。私は日本に留学し、就職、結婚をした在日外国人です。留学中に日本人の夫と知り合い、2年間付き合って結婚しました。
結婚後、何かにつけてけんかが絶えず、理不尽にけんかを売られることが多かったのですが、すぐに子どもの賢治(仮名)を授かったこともあり、我慢してきました。しかし、賢治が3歳を迎えた時、限界を感じ別居しました。
しかし、私は日本でほかに親戚はなく、子どもに寂しい思いをさせたくなかったので、引き続き夫の実家とは付き合いを続けました。賢治が4歳の時、別居中の夫とのけんかの最中に、実は夫が統合失調症であることを聞かされました。18歳の時に発症したそうです。これでいつもけんかになる原因がわかりました。
賢治はもう10歳になりました。夫の病気が与える子どもへの悪影響を懸念しつつも、父親(夫)、祖父母からの子どもへの愛情の狭間で、悩みながら付き合いを続けています。夫とその実家との付き合いを絶った方が賢治の為になるのでしょうか?
高木(仮名)

 

【パンプキンからのコメント】

他人の痛みに関心のない人に、魅力はない

この問題は、高木様が賢治くんに、どのような価値観や人生観を持つ息子に導くべきかという問いでもあると思います。

私の友人に、「他人の痛みや社会的弱者に関心のない人には、自分は関心がもてない」と公言する人がいます。同じ人がこのようにも表現しています、「半径100メートルのことにしか関心のない人とは、話もしたくない」。

初対面や久しぶりに再会する人で、自分とその家族の話題にしか関心のない人がたまにおられます。他人さまのことをとやかく言えた立場ではないのですが、そのような人たちは人間的な魅力に欠けていることで、共通しているように感じます。時間泥棒に遭ったようなガッカリした後味しか残らないのです。

このことを裏返せば、たくさん学び視野が広い人は社会的な関心事も多く、他者の痛みや悲しみに共感できたり社会的弱者に心を寄せることができたりする人が多いという実感です。そしてそれを人前で自然に発言できる人たちは、その人自身が魅力に富んでいます。どうしてでしょうか?

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