「尽くし甲斐のない夫」とは離婚すべき 不仲な義母と、「離婚」で脅迫する夫

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 グローバル化が進む中、親たちは、子どもを世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、ベストセラー『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』の著者であるムーギー・キム氏の母親で、子どもを国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
→ミセスパンプキンへの相談はこちらで受付中です。

 

【読者からの子育て相談】

私は33歳で、5歳と2歳の子どもがおります。私は、夫の母親の猛反対を押し切って結婚しました。私が小学生の時に私の両親は離婚し、私が母子家庭で育ったこと等、「家の格が違いすぎる」というのが姑の反対理由です。
私自身は何不自由なく育てられ、親友も多かったので寂しい思いもせず、母子家庭で育ったことが結婚時にハンディになるとは思ってもいませんでした。
結婚後は私の良いところを認めてもらいたくてせっせと婚家に通いあれこれ気を使いましたが、何をしても逆効果で、坊主憎けりゃではありませんが、義母は私たちの子どもさえかわいくないようです。義母にとっては自分の娘の子たちである、外孫ばかりを、私たちの前でこれみよがしにかわいがるのです。
夫にしても母親の反対がこれほど執拗だとは思わなかったようです。私の小さなミスや欠点を母親から聞かされては、結婚当初から私を叱るばかりでしたが、最近では「付き合いきれない、離婚やむなし」と言うのが口癖です。
結婚生活5年間で安らぐ日はなく精神的に参っていますが、離婚して一人で子どもを育てる自信もありません。義母に離婚させられるようで、それも納得がいきません。将来、私が子どもに胸を張って説明できる、「子どもがいるのに正しい離婚」って、あるのでしょうか?
里穂(仮名)

【パンプキンからのコメント】

意地悪な姑のご機嫌はうかがうな

夫君が一番いけませんね。お嫁さんを育てるのも姑の役目なら、妻を育てるのも夫の役目です。夫君は自分の母親の貴女への悪感情を知っていながら、母親から聞いたことを鵜呑みにしてそのまま貴女に伝えたり叱ったりするのは、フェアではありません。

精神的に参っておられるとのことですから、貴女の成長を促すための建設的な注意ではなくて、母親の憎しみをそのまま伝える叱責なのですね。

私は家や人間に格付けするのは抵抗を感じますが、それでもあえて例に挙げますと、イギリス王室でさえ皇太子妃に、幼児期に両親が離婚したダイアナさんを選んでいます。かの王室でさえ、本人と両親の離婚は別問題でした。

里穂さんのお姑さんが、何時代のどのような家格を守ろうとしておられるのか存じ上げませんが、里穂さんももうそろそろ、その土俵から降りるほうがいいです。まずは、今の貴女のような結婚生活を送った人の後悔を聞いてください。

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