yellow-bellyの語源ははっきりとはしていないようです。直訳すると「黄色い腹」という意味ですが、黄色い腹のトカゲやヘビが逃げ出すことからという説や体調が悪いときに肌が黄ばむことからという説などがあるようですが、どれも確証はないそうです。現在ではあまり使用されませんが、yellowという単語自体にも「臆病な」という意味がありますので、それも関連しているのかもしれないですね。
では、これらのフレーズを使った例文を見てください。
(その見出しは確かに目立ちますが、イエロージャーナリズムだと思われてしまいませんか)
(ヨウジがあんな臆病野郎だと思わなかったよ。あいつ会議でひとこともしゃべらなかったんだぜ)
「目くそ鼻くそを笑う」を英語にすると?
3つ目はblack(黒)です。Blackは、すごくたくさんの表現があって迷いましたが、3つ選びました。
the black sheep 一族の恥さらし、集団内の厄介者
black out 失神する、真っ暗に
The pot calls the kettle black.は直訳すると「鍋がやかんのことを黒いと言う」です。鍋もやかんも黒く焦げているのに、鍋が自分のことを棚にあげて「やかんは(焦げて)黒い」と言っている状況を表しています。the pot calling the kettle black(やかんのことを黒いと言う鍋)という形でも使用されます。日本語の慣用句では「目くそ鼻くそを笑う」が近いでしょう。
the black sheepは家族や集団内の異端児を表していて、ネガティブな意味で使用されます。黒いヒツジの毛は染色することができないため、役に立たず商品価値が低いことから、このような比喩で使われるようになったそう。the black sheep of the familyと、familyとセットにして使うことが多いです。
black outは明かりを消して真っ暗にすることを表します。視界が一面黒くなるイメージですが、そこから派生して意識や記憶がなくなる場合にも使われるようになりました。pass out(気絶する)と同義ですが、black outのほうが瞬間的なニュアンスもあるようです。blackoutと1語で名詞にして、「停電」という意味で使用することもあります。
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