これらの例文がこちらです。
(私が怠けてるのが悪いって?目くそ鼻くそを笑うって、このことね!)
(弟のゴロウは、家族の恥さらしだよ)
(喘息の発作で失神してしまいました)
嫉妬の色はなぜ「緑」に?
続いてgreen(緑)のフレーズを見ていきましょう。よく見聞きする表現を選んでみました。
give someone the green light (ゴーサインを〔人〕に出す)やget the green light(ゴーサインをもらう)のthe green light(青信号)は、文字通り「青信号」が語源です。日本語では「青」と表現されますが、これは「青リンゴ」や「青汁」などと同様に「緑」を指しています。
英語ではthe green lightですから、the blue lightと言わないように注意しましょう。信号と言えば、道路にある交通信号機を思い浮かべますよね。でも、この表現の語源となったのは鉄道信号機のようです。
green with envyの語源は古代ギリシアにさかのぼります。古代ギリシアでは、人が嫉妬心を抱くと、体内の胆汁が過剰に分泌され、顔色が悪く(pale)なると信じられていたようです。このpaleを表す言葉がkhlōrós(χλωρός)という単語だったようで、この単語にpale(顔色が悪い)とgreen(緑)の両方の意味があったらしいのです。このことから、「嫉妬心を抱くと、顔色が緑になる」というつながりができたという説があります。
英語ではシェイクスピアのオセロに登場するイアーゴのセリフが有名です。オセロ将軍の嫉妬心について以下のように述べています。Beware, my lord, of jealousy; it is the green-eyed monster which doth mock the meat it feeds on.(ああ、将軍よ、嫉妬にはお気を付けなさいませ。それは緑色の目をした怪物で、餌食にする人の心をもてあそぶのです)。この他に、greenという単語には、日本語の「青二才」同様に「経験の足りない」という意味や、「緑」を守るという意味から「環境に優しい」「エコ」という意味もありますので覚えておきましょう。
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