「自分は幸運」と思う人になぜか好機が巡る理由 思考の悪循環を断ち、「点をつなぐ力」を高める

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自分を幸運と見る人とそうでない人の違いとは? (写真:mvpda/PIXTA)
人生において重要な転機となるようなチャンスが、ほかの人よりも頻繁に巡ってくるように見える人と、そうでない人はどこが違うのか。
その秘密を解き明かし、幸運なサプライズの頻度を増やし、それをいい結果につなげるフレームワークをまとめた本『セレンディピティ: 点をつなぐ力』がついに刊行された。
経済学分野で世界トップクラスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で博士号を取得し、起業家としても活躍する著者が書いた同書から、自分を幸運と見る人とそうでない人の違いについて、抜粋・編集してお届けする。

困難な状況に直面したときの受け止め方

「悪いことが起きたときには、長い目で見よ」と言ったのはリチャード・ワイズマンだ。

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人生においてとりわけ困難な状況には、たいてい大きな価値がある。私は今、そうした状況に直面するたびにこう自問する。

「これは10年後にも本当に重要なことと思えるだろうか。そうではないなら、なぜ心配するのか。逆にそうならば、貴重な学習の機会とするために今できることは何だろう」と。

くじけそうになると、スクール・オブ・ザ・デジタルエイジ(SODA)創設者のグレース・グールドから教えてもらった言葉を思い出す。グレースはジョン・レノンの有名な言葉をこんなふうに言い換えていた。

「物事はたいてい最後にはうまくいく。うまくいっていないなら、まだ最後ではないということだ」

一方、ワイズマンが勧めるのは反事実的思考、つまりほかにはどのような可能性があったか考えてみることだ。

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