「自分は幸運」と思う人になぜか好機が巡る理由 思考の悪循環を断ち、「点をつなぐ力」を高める
困難な状況に直面したときの受け止め方
「悪いことが起きたときには、長い目で見よ」と言ったのはリチャード・ワイズマンだ。
人生においてとりわけ困難な状況には、たいてい大きな価値がある。私は今、そうした状況に直面するたびにこう自問する。
「これは10年後にも本当に重要なことと思えるだろうか。そうではないなら、なぜ心配するのか。逆にそうならば、貴重な学習の機会とするために今できることは何だろう」と。
くじけそうになると、スクール・オブ・ザ・デジタルエイジ(SODA)創設者のグレース・グールドから教えてもらった言葉を思い出す。グレースはジョン・レノンの有名な言葉をこんなふうに言い換えていた。
「物事はたいてい最後にはうまくいく。うまくいっていないなら、まだ最後ではないということだ」
一方、ワイズマンが勧めるのは反事実的思考、つまりほかにはどのような可能性があったか考えてみることだ。



















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