所持品ゼロ生活で気づいた「着る服がない」の真因 悩んだ末に「60点の服」ばかり着ていませんか

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自分にとって本当に必要なものは何か、生活とは何かを考えてみませんか(写真:NOBU/PIXTA)
掃除を始めたものの家にあふれかえるモノに悩み、「いっそのこと全部捨てたい!」とやけになったことはないでしょうか。実際に「何もない部屋」に住み、「1日1個」物を増やしていく生活を100日間チャレンジしたのが、文筆家・ラジオパーソナリティーとして活躍する藤岡みなみさんです。
その生活を通し、自分にとって本当に必要なものは何か、生活とは何か、といったことが浮き彫りになっていったといいます。新著『ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと』では、藤岡さんによる100日間の記録や気づきがつづられています。本稿は、同書から一部抜粋・再構成してお届けします。

おたまだけで8つも持っていた

ずっと家にいながらにして、サバイバルな挑戦。所持品ほぼゼロでスタートし、1日1つだけ道具を取り出せるというルールで100日間生活してみました。きっかけは、『100日間のシンプルライフ』という映画についてのコメント依頼をいただいたことです。

私が映画を観て抱いた感想は「やってみたい!」というものでした。コメントを依頼されただけなのに。

もともと私の家はシンプルライフにはほど遠い状態でした。おたまだけで8つも持っているし、10年前のもう着ない服も捨てられないし、くだらないものであればあるほど集めたくなる性格で、変なお面だけをしまってある引き出しがあります。冷静に考えると、そんな私がモノのない暮らしに耐えられるとは思えませんでした。

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