所持品ゼロ生活で気づいた「着る服がない」の真因 悩んだ末に「60点の服」ばかり着ていませんか
洗濯機に再会した時、改めて一番尊敬したポイントは脱水機能だった。手洗いの場合、水を絞りきれず乾くまでに時間がかかりすぎるばかりか、絞れば絞るほど服がしわしわになるという問題に悩まされていた。絞りたいけど絞りたくない。私はどうしたらいい。遠心力を使って水気を切るという洗濯機の仕組みは絶妙なんだなと思った。私にはできない。
乾燥機能もついているため、汚れた衣類を入れてから3時間ほどでまた着られる状態に戻してくれる。手洗い作業の時間と乾燥を待つ時間がカットされ、洗濯機に自由時間をプレゼントしてもらった気がした。乾燥が完了した服やタオルはホカホカで、それは別にそういうサービスじゃないというか、単に乾燥させるために熱が必要だっただけだとわかっていても、洗濯機からの愛に感じる。洗濯機をリスペクトでき、さらに愛も感じられたので、一旦別れてみてよかった。勘違いかもしれないけれど洗濯機と両想いになれた。
まとめ:発見できたのは自分の正体
1日1つ道具を増やしていく生活を通して見えてきたのは、新しいライフスタイルというよりも、自分自身の姿や人生の時間の本質でした。
暮らしと自分と時間は切り離せない、ほとんど同じものだということなのかもしれません。暮らしを愛することは自分を愛することだし、時間を大事にすることは暮らしを大事にすることでした。
なかなか気軽に「ぜひ皆さんもやってみてください!」と言えるチャレンジではありませんが、私の体験を通して暮らしを再発見していく感覚を一緒に味わってもらえたらうれしいです。
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