面接で就活生を慌てさせる「ヘンな質問」の攻略法 突拍子ないが、パターンを知れば対策はできる

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違う言葉を使うこともある。「あなたにとってコミュニケーション力とはなんですか?」「あなたにとってワクワクとは?」などは、人間関係に関する感覚を測る質問だ。コミュニケーションは相手があって成立する。ワクワクも友だちとの共通体験から生まれる感情だ。

「朱に交われば赤くなる」ということわざは、だれと付き合うかで人物が変わっていくことを教えている。悪い友だちと一緒に悪い遊びをすることもあるだろうし、楽しい時間を共有し成長することもあるだろう。そこで、「親友」に関する質問も多い。

直球タイプの質問は、「あなたにとって親友とはどのような人物ですか?」「あなたの親友について1分で語ってください」だ。似たような質問に「親友は何人いますか?」「親しい友達にはどんな人が多いですか?」「親友にあなたの長所短所を3つずつ聞いたら何と答えると思いますか?」などがある。

重要なのは「その理由」

友情の二律背反性を問う質問もある。

「親友から誕生日プレゼントとしてもらった宝くじで100万円が当選、どのように使うか、理由も合わせて答えよ」

「親友とマラソン大会に出場して、一緒に走る約束をしていた場合、最後にゴールするときに自分が先にゴールするか、友人に譲るか」

「彼女の誕生日のお祝いとしてデートを用意。デートの終盤、予約必須なレストランに到着し、入店しようとした直前に地元の親友から電話がかかってきた。『仕事でヘマをしてしまい、会社を逃げ出して地元に帰ってきた。明日には会社に戻らなければいけないが、今晩会って話を聞いてほしい』という内容のもの。デートと親友、どちらと時間を過ごすのか答えよ」

いずれの質問にも絶対的な正答はない。どう答えてもいい。面接担当者が聞きたいのはその理由である。

「親友」の代わりに「人」を使う質問も多い。「人から言われる自分の性格について」「人と意見が対立したことはありますか?」「人と関わる中での自分の短所だと思うところは何ですか?」「人と話し合いをした際、意見を通すほうか、委ねるほうか?」など。自分の態度や性格について友だちの意見を聞いておけば、この種の質問には答えやすいだろう。

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