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「イクメン」人口増のカギは「イクボス」にあり 職場で利害が激突。上司はどうすべき?

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出所:総務省「社会生活基本調査」(平成18年より作成)

さらに男性が家事・育児・介護等にかかわる時間は、妻の就業状況にかかわらず30分程度にとどまり、男性の育児休業取得率も依然として1.89%(2012年)と、かなりの低水準です。

そのため、いくら女性の活躍を!と政府が声を大にして働く女性によりよい労働環境を提供したとしても、現状では就業継続は非常に困難なことなのです。

「イクメン」の周りにも、退社しにくい雰囲気が…

そこで不可欠なのが、育児や家事に積極的な(パートナーである)男性、つまり「イクメン」の存在です。「育(イク)児を積極的に行う男性(メン)」。この言葉はここ数年でかなり浸透してきているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか? 夫婦間で平等に分担しないまでも、たとえばせめてパートナーである男性が週に2日保育園のお迎えをするだけでも、女性の働き方は一変すると言います。

ある女性ネットワーキングの場で体感した出来事なのですが、「自分のほうがパートナーよりも稼いでいる」という人がなんと4割近くもいました。そしてほとんどの方は「旦那は私を励ましてくれるし、食事も作ってくれます」「育児に協力的で、とても助かっている」と言うのです。「そこまで支えてくれているのだから、私が稼がなきゃ!」と腹をくくっている姿は美しく、頼もしく思えました。

しかし現状、子育てに積極的にかかわりたいと考える「イクメン」の中には、育児休業などの制度を利用しにくい雰囲気や、周囲の人が残っていると退社しにくい雰囲気を感じている人は少なくありません。そこで登場するのが「イクボス」なのです!

「イクボス」になるのは難しいことではありません。「社員の状況を理解すること」ができればいいのです。

男性上司「う~ん」

まだイマイチ納得していないあなたのために「イクボスの1日」をざっと説明しましょう。

こちらのイクボスさん。身だしなみも清潔。靴が磨かれていますね。そして朝のあいさつの声も大きく、しっかりと笑顔で「おはようございます!」。こういう基本的なことから手を抜かないのが「イクボスらしさ」と言えるのかもしれません。身なりも汚くて「ざ~す……」なんて「ダメボス」を、優秀な社員が慕ってくれるとは思えませんものね。

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【こんなとき、「イクボス」ならどうする?】

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