東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #瀧本哲史が、新世代のロールモデルと語る

ヤフー小澤流は、「渋いギタリスト」を目指す 小澤隆生×瀧本哲史 対談(下)

12分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES
ヤフー本社の会議室フロア入り口にて

瀧本:BtoBの営業力は最終的には強いと思いますよね。

小澤:そうですね。BtoBに強ければ、絶対に潰れない会社になります。商材なんて、その時々で選べばいい。いい商材を扱えば、BtoBは本当に固い。

僕はそういうことを考えるのが、ものすごく好きなんですね。ただですね、これが本当に世の中のためになるか、とも考えるわけですよ。「生きる目的ってなんですか」とか「何がしたいの」と聞かれると、いつも「いや、特になくて」って答えている(笑)。「このパズル解けないだろう」とか「このクロスワードってすごくないですか」と言われると、そのたびに最高のチームそろえて、最高の頭脳そろえて、「解けました、はい次!」という人生で、俺、このまま死ぬのかな、と(笑)。

そんな僕にとって、高い目線を持った人と一緒に働くことは、本当に重要だなと思っています。孫さんが描いているように素晴らしい世界を、僕自身が考えられたらいいんでしょうけど、そうなれないんだったら、一緒にやらせていただくというのが一つの道なのかしら、と。

ただ、自分の仕事の結果としてでき上がってきたもの、例えばプロ野球チームが去年優勝して、みんなが喜んでいる、そういうものを見ると、いいものをつくるお手伝いはできたのかな、と思うわけです。最終的にはやっぱり三木谷さんの判断ですから、私ではないわけですが、お手伝いできるのはやっぱり楽しい。

言ってみれば、バンドみたいなものです。シンガーソングライターとしてピンでやるのはちょっと難しそうだけど、できればシンガーの後でギターをやって、たまにはちょっとソロも、みたいな(笑)。

目立ちたいという意欲は全然ない

瀧本:基本的にはシンガーが主役なんだと。

小澤:そうそう。でもギターがいないとコンサートできないじゃないですか。で、バンドの移籍もたまにする。ビートルズからローリングストーンズに来た、みたいな感じですね(笑)。いいギター弾きであれば、いい曲が最終的により多くリンクされるし、必要としてくれるバンドがあるなら、そこへ行きますと。それはもうドラムとか、いろんな人とアンサンブル、調和が重要ですよね。自分もやっぱり舞台の上には立っているので、それなりの満足感も得たい。でも目立ちたいという意欲は全然ない。僕自体がお客さんに対して注目を浴び続けたいというつもりはないけれども、楽曲がずっと残って多くの人が楽しんでくれたら、すごくうれしいなという気持ちはあります。

瀧本:職人肌のギタリストですね。貴重なお話をありがとうございました。

(構成:圓岡志麻、撮影:尾形文繁)

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象