●万能ではない就職ナビ
現在の就活・採活はWeb万能であり、就職ナビはその母艦と位置づけられると書いた。しかし正確には万能ではない。就職ナビの情報が届かない大学、学科、学生がいる。図表5【就職ナビではコンタクトが困難だと感じる大学層】
図は「就職ナビではコンタクトが困難だと感じる大学層」をアンケート調査したものだ。旧帝大クラス技術系と早慶クラス技術系に対しては、就職ナビではコンタクトが困難と企業が認めている。旧帝大クラス、早慶クラスだけでなく、すべての大学層で技術系の困難さは文系の1.5~2倍になっている。
もともと理系学生は文系学生の2分の1程度しかいないし、演習や実験に追いまくられて忙しい。文系と違って大学生本来の学問に励んでおり、文系よりも就活意識が低い。また2011年度の動向を見ても内々定率が文系より高い就職強者でもある。
理系とともに旧帝大クラスの文系もコンタクトが取りづらい。こういう超上位校の学生に対するアプローチは、それ自体が採活サービスとして成立するくらいだ。
次回はこういう「困難大学層」「ターゲット採用」についてデータを整理したいと思う。
HRプロ株式会社(旧社名:採用プロドットコム)
(本社:東京千代田区、代表取締役:寺澤康介)
採用担当者、教育・研修担当者をはじめとしたHR担当者のための専門サイト「プロ.com」シリーズを運営。新卒/中途採用、教育・研修、労務、人事戦略などの業務に役立つニュース、ノウハウ、サービス情報、セミナー情報を提供している。HR担当者向けのセミナーも東京・大阪で開催している。
(本社:東京千代田区、代表取締役:寺澤康介)
採用担当者、教育・研修担当者をはじめとしたHR担当者のための専門サイト「プロ.com」シリーズを運営。新卒/中途採用、教育・研修、労務、人事戦略などの業務に役立つニュース、ノウハウ、サービス情報、セミナー情報を提供している。HR担当者向けのセミナーも東京・大阪で開催している。
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら